フリーマーケットを開いている叔父についでに売ってと物を渡したその直後に他人が物を買っていった、僕はラッキーと声を上げ叔父に先ほどの支払いを求めたが、それはできないと拒否される・フリーマーケットのルールでもあるのかな・そう思って叔父に後でちょうだいと言うとそれも無理だと言い、そしてこの金は俺のものだと言い放った、不当だ、有り得ない、僕は至極真っ当な非難をぶつける、だが叔父は冷静な顔で、ブルーシートの端に溜まった砂利を一握り口に入れるとじゃりじゃりと音を立てて飲み込むと、これでどうだと堂々たる大人の貫禄をもち言ってきた、――僕は、黙るしかなくなった