Q.
あかペン先生へ。なんでにんげんには体おんがあるのですか。あかペン先生にも
体おんがあるのですか。だとしたら、なんで先生には体おんがあるのですか。す
ごくいやです。先生がぼくらとおなじせいたいこうぞうをしているんだとおもう
と、虫ずがはしります。先生は体おんをなくすべきだとおもいます。


A.
こんにちは。たくさんむずかしいことばを知っていて、先生びっくりしています
。体おんがあるのは人間だけじゃなくて、犬やネコとかどうぶつも同じなんだよ
。生きるための「せいたいこうぞう」というものだね。先生もどうぶつなんだか
ら、ゆるしてくれると助かるな。

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Q.
あかペン先生へ。にんげんじゃなくてどうぶつにも体おんがあることはしってい
ます。ぼくがききたいのは、どうして先生に体おんがそなわっているのかという
ことです。どうかんがえたって、先生はどうぶつじゃないですよね?


A.
こんにちは。先生はどうぶつで人間だよ。もしかして、「あかペン」なんて名まえ
だからかんちがいさせちゃったかな。ごめんね。

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Q.
あかペン先生へ。先生があかいろのペンじゃないことは、しってます。ぼくがい
ってるのは、かえってくるかみにおされている「広崎(よめません…)」という
ハンコのひとのことです。これは先生の名まえですよね? いいなおすと、どう
して広崎には体おんがあるのですか。虫ずがはしります。ということです。


A.
こんにちは。まさかそのままのいみとおもわず、先生びっくりしています。けど
ね、先生は体おんをなくすことができません。体おんをなくすと、先生はしんで
しまいます。だから、どうかがまんしてほしいな。(名まえは「ひろさき」って
よみます)

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Q.
広崎へ。わかりました。死んでください。


A.
こんにちは。きみはむずかしい字をよく知っているね。でも、そんなこと人にい
っちゃだめだよ。とし上の人をよびすてにするのも、ホントはだめ。そんなこと
ばかりいってると、お母さんにしらせておこってもらうからね。

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Q.
広崎へ。死ね。
糞崎風情に言われる筋合いはない!!死ね!!!!!!!!!!!!!!


A.
こんにちは。下のぎょうの字がとてもきれいだけど、もしかしておかあさんとい
っしょに書いたのかな? だとすると、先生はとてもショックです。
(お母様へ。当「赤ペン」サービスを不要にお考えでしたら、お手数ではありま
すが、同封の書類をご覧いただけますでしょうか。書面に必要事項を記入の上、
返送していただくことで当「赤ペン」サービスの解約が可能です)

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Q.
赤ペン先生・広崎様へ。この度は、息子がご迷惑をおかけしてしまい本当に申し
訳ありませんでした。息子の部屋から広崎様とのやり取りを発見し問い詰め、よ
うやく本件を知ることとなりました。先日の筆跡は、習字塾の友人と共謀してお
こなわれたようで、その件についても、広崎様ならびに「赤ペン」サービススタ
ッフの方々の混乱を招いてしまったことを、重ねてお詫び申し上げます。
赤ペンサービスについては、今後も継続して利用したいと考えております。問題
はないでしょうか?
どうか、今後ともよろしくお願いいたします……。


A.
お母様へ。先日のあの字はお母様のものではなかったのですね。こちらこそ頭に
血が昇ってしまい、至極無根拠な指摘をしてしまったことを深くお詫び申し上げ
ます。当「赤ペン」サービスにつきましては、前回同封した書類を返送せずその
ままにしていただければ解約には至りませんので、ご安心ください。今後とも、
私「広崎順太」と「赤ペン」をよろしくお願いいたします。
よしとくん、おこられても元気だしてね。これからもまたよろしく!

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Q.
そんなわけあるか馬鹿が。本気にしてんじゃねーよ蛆虫。
死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死
死死死死死死死


A.
広崎です。こういうことを言っては本当はだめなのですが、あなた方親子には本
当に失望しました。息子さんのお言葉を借りるとするなら、まさに虫唾が走ると
いったところです。
解約手続きのほうはこちらで済ませておきましたので、今回の返信が最後になり
ます。それでは、当「赤ペン」サービスのご利用ありがとうございました。