自己申告について

 商店街。見知らぬおじいさんがキャップをかぶって歩いていた。
 キャップには「3」の字が描かれている。
 意味はわからない。
 ただ近い将来、また同じおじいさんを見たときキャップの字が「2」か「1」に減っていたら……、まぁ、見知らぬ他人だからどうでもいい。