妖怪・足ぬぐい。
一般的な成人男性の膝下くらいの大きさの小人で、片手に薄手の布を持っている。足の濡れた人間を見つけると、素早く近付いてきて足の水分をさっとぬぐい取る。接触している時間はほんの一瞬なので、歩きにくくなったりはしない。
人間が道具として使っている類似品のことを嫌っているらしく、彼らがもっている薄布を「手ぬぐいみたい」と指摘すると怒る。
怒っても害はない。基本的に無害。
手ぬぐいで首を締めると死ぬ。タオルや紐、手で首を締めても死ぬ。叩いても死ぬ。踏んでも死ぬ。
死ぬとちょっと臭う。
死臭がうざい。