20090222

チョコレート菓子のガルボミニをよく買ってしまう。
美味しいし、手が汚れないし、安い。手軽なお菓子としての究極系を行っている。難点といえば、ガルボって名前が戦車みたいにいかついってことくらいだ。
ただ「ガルボミニ」と「ミニガルボ」で二つ並べてみると、まだ「ガルボミニ」のほうが可愛げがある。後者の「ミニガルボ」なんて、まさに細やかな作戦用途に対応するために優秀な破壊兵器である重戦車ガルボを小型軽量化し乗組員の数も制限させたアーミーグリーン色のあれみたいじゃないか。地雷に弱いあれみたいじゃないか。
本当に、修飾語の位置が後ろでよかった。不幸中の幸いだ。
現時点の名前でも、字体がガリガリくんのように角張っていたら戦車ではあるが、このおしゃれを気取った字体であればぎりぎりセーフ。


ただ、事実を既に知っているというのは、印象を大きくねじ曲げる。
タイムマシンが欲しい。
プラモデルが流行し始めたくらいの昭和に行って、その時代の子供に「ガルボミニをあげよう」と言うと、どんな、何を期待した目をするんだろうと確認してみたい。
子供がいかつい戦車を期待するようなら明治製菓の負け。ただし、いかつい戦車を期待させても実物の菓子を渡して満足を得られれば明治製菓の勝ち。名前から子供がチョコレート菓子を連想した上に味に満足したら完勝。名前を聞いて「ああ、それは明治製菓が2005年くらいに出すチョコレート菓子ですね」と返してきたらそいつは未来人なので握手を交わそう。物は渡さなくていい。口調が腹立たしければ殴ってもいいが、その際は時空警察の監視に気をつけるべきだろう。


ガルボは何をしても戦車にしか見えないので、今回は触れない。