20090214

ちくわの穴に細く切ったきゅうりを差し込むという「料理」があるのだけど、そしてそれは美味しいのだけど、果たしてそれは「料理」なのか。
切り分けて差し込むだけ。手順として異様にお手軽なせいもあるが、それ以上に、完成品の見た目に何事への説得力も感じない。何事への説得力も感じないのだ。職人による手作りのちくわを用いたとしても、この心情はきっと変わらない。
ああくそ。
その姿に遭遇するたび、妙な虚無感が心の底から浮かび上がってくる。