20090119

鳥居みゆきの新作DVDを通販で予約する。ライブ収録のと、ついでだからと主演兼彼女をテーマにした映画を注文したが、映画のほうは芸人としての彼女が出ないのだから蛇足だったかもしれない。
鳥居みゆきのことは、去年の頭にネタ番組「レッドカーペット」で観て以来、ずっと好きだ。白色の入院着のような姿でふらり登場し、会場のあたりにある何かを睨みつけながら無地の画用紙の束をめくって紙芝居を進めていくという、あんなに行ききったネタは観たことがなかった。
数ヶ月もすると芸風の固定に飽きてきたのだが、そのタイミングで発売された前作のDVD。これがまた良かった。テレビデビューから間もない新人の作品とは思えないほどよく作り込まれていたというか、普通に名作だったかもしれない。
お笑い芸人一人、または一組に的を絞ったVDをそれなりに数を観たことのある人ならわかると思うんだけど、こういう系のDVDって結構当たり外れが激しい。極端な話、DVD一本につき二〜三作品しか面白くなかったり、または特徴がなかったり、というのもあながち大げさではない。
これは芸人に全責任があるわけじゃない。確実に面白いこと言っていて客席は受けているのに、なぜか映像自体にはずっと白けた空気が流れているということが少なくない。お笑いの映像製作というのがいまいち確立されていないんだと思う。
そんな斜めからの意味も含めて、鳥居みゆきの前作は素晴らしかった。チームとして信頼できたのだ。
だから今回、ネタ関係なしの主演映画込みで注文した。
とはいえ、…、…やはり冷静になって考えてみると、映画のほうはやっぱりいらなかったかもしれない。お笑い芸人としての作品じゃないみたいだし。


なんてことを書いていると、Windowsがハードエラーなんてものを吐き出して強制再起動し、ブラウザのブックマークが全部消し飛んだ。
原因は、先日買って差し込んだメモリが物理的に抜けかけていたことのようだ。その流れでハードディスクも物理的にか少しいかれてしまったらしい。こうして文字を打ち込めるくらいに起動はするが、バックグラウンドに音楽を流すなど、ちょっとした平行作業をすると異常に重くなるようになってしまった。
近いうちにハードディスクを買うべきかな…。大容量ドライブにWindows2000を入れているから、再インストールはできない。
そうして財布を見ると、やっぱり映画のほうは別に…、いや、これ以上はもう書くべきじゃないか。


鳥居みゆきの作品と同じくして、さくらんぼブービーのライブDVDも注文した。
五年くらい前だろうか、笑いの金メダルという番組でそこそこの頻度で登場し、明らかに奇妙で破天荒すぎるネタを繰り広げていた二人組。
最近では完全にテレビで観かけなくなってしまったけど、通販をする際には毎回彼らの名前を検索していた。そして今日、ついに彼らの新作DVDが去年の末に発売されたのを知る。やった。しかも、DVDに収録されたライブは二本。さらに具体的な製作陣は違うんだろうけど、鳥居みゆきのDVDを手がけているのと同じ会社の作品だ。
こうして彼らの新作が観られるというのは何か、感動にも近いかもしれない。仮に解散していてもまったくおかしくないくらいの年月が経っているわけだし…。
どうやら芸風もそのままのようだ。
かなり楽しみ。