無意味にがっかりさせるゲーム中のイベント
一人称視点で動く3Dゲーム。
シナリオは常に緊迫感溢れるもので、主人公はそのギリギリの状況を次々と解決していく。周囲のキャラクターからの信頼も厚く、プレイヤーにとっても主人公が魅力的な存在になるよう緻密に作られている。
しかしシナリオが終盤に入り、さまざまな感情や状況が最高潮に達しようかというとき、何気なく置いてある鏡を覗き込むと信じられないような不細工がそこにいる。単に美の基準から表現されるような不細工ではなく、今まで周囲にいた人物のようなリアルな人間の造型とは違い、唇が分厚くなりすぎていたり、両腕も棒のようになっていたりするやたらコミカルな不細工である。
鏡に映っているのは、主人公の姿。
それを見たプレイヤーは「なんでこんなことをしたんだろうか…」と主人公の不細工さと共に、製作チームに対して無意味にがっかりする。