物語系

 ひよわな老人が主人公となり、ゾンビだらけの屋敷を攻略する物語。
 主人公の体力があまりにもなく、危険察知能力も衰えているので、主人公は何度もゾンビからの暴行を受けては何度も死にかける。しかし、屋敷で見つけた銃を手に入れてからは状況が一変。過去の戦争経験から銃で軽々とゾンビを撃ち殺していく。気が付くと辺りは血だらけで、起き上がっているゾンビは一人もいない。
 安堵して廃屋から出るとパトカーに遭遇、主人公は逮捕。主人公は意味がわからず警官に理由を尋ねるが、返事の指先にはさっきのゾンビ屋敷があるだけで解決しない。しかし、他人から見た現実のそこは主人公の家。実は、襲い掛かってきたゾンビはそれまで主人公を虐待していた家族の幻覚で、家にあった銃は家族が主人公を偽装殺人をするために用意した道具だった。主人公がパトカーに連れられて「ゾンビがゾンビが」と警官に訴えてる場面で終幕。
 補足として、ゾンビの攻撃は単純に主人公だけを傷つけるのではなく、ふすまをやぶって不意打ちとか、仲間が殺されたらブチ切れて火炎放射器を持ち出すとかさせると、オチの雑さが際立っていいかもしれない。